イベリア半島のキリスト教はここから始まった？ポルトガルのローマことブラガ。半日で回れるオススメ観光地。【ポルトガル旅行】
ポルト第三の都市、ブルガ。
祈りの街と言われるこの街には、
ポルトガルのローマなんて言われるくらい教会に溢れています。
どれくらい溢れているかというと、
私が2時間で回っただけでもこんなに！
さっきまでおしゃれな通りを歩いていたと思ったら隣には教会です。
街も大きくないので生活に溶け込んだ教会をプラプラ2,3時間で見て回れます。
ポルト旅行に来た時に、さらっとこれますね。
ちなみにブラガへの行き方はこの記事で
それでは街歩きがてらブラガの教会を紹介していきます。
ブラガに教会が多い理由
そもそもなぜブラガに教会が多いのか？
実はここブラガは
イベリア半島で最も古くにキリスト教化された街であるそうです、
それが大体３世紀ごろの話なのですが、
ご存知の通り、そのあとイベリア半島はイスラム教の進行により
キリスト教が衰退していきます。
再びこの地にキリスト教が戻ってきたのが、1070年頃。
1100年にはブラガは大司教座となり、その権力はイベリア半島北西部に広がりました。
その後、商業の発展や時勢によって発展と衰退を繰り返していきました。
現在は、リスボン、ポルトに続く第三の都市ですが、
イベリア半島（主として北西部）のキリスト教のルーツはこの街にあると言っても過言ではないと思います。
そのような背景もあり多くの教会がこの街には残っているのではないでしょうか。
さて、そんなイベリア半島におけるキリスト教の故郷とも言えるブラガの
教会を街歩きをしながら紹介していきましょう。
Arch of the New Gate
ブラガ観光の始まりを告げる門。
ブラガ駅から歩いてくると必ず通ります。
もともと城壁に囲まれていたこの街の名残ですね。
夕焼けに染まった門も絵になります。
Igreja Dos Terceiros
Igreja da Lapaの横にある小さな教会
隣の道はブティック通り。
中は石造りに金の装飾です。
かっこいい！！
壁がオレンジで可愛らしい。
ブラガの教会にはこんな風に
教会の説明がポルトガル語と英語で書かれています。
どんな建築家よってデザインされてとか、専門外なので全くわかりませんが笑
知っている人が読んだらこれもこれで楽しみ方の一つになるのでしょうね。
Igreja da Lapa（lapa arcade）
テラス席に賑わう教会
でかい！と思ったが、、、
実際の教会は中央部分だけという。
サイドはレストランなのですが、
レストランの中に教会がある感じ。
中も小さい。
それでもお祈りに来る人がいるので、
レストランに飲み込まれようと教会である役割はしっかり果たしています。
夜になればライトアップされ
休日前の夜は人でいっぱい
レプープリカ広場
Igreja da LapaやCongregação dos Basilicaが見渡せる広場。
それなしにしても、良い感じの広場。
休日はジョギングする人、談笑する人、ウロウロする人、多くの人の憩いの場になっている。
Congregação dos Basilica
Igreja da Lapa同様レプープリカ広場に面する教会
マックがいい感じに遮っている
ブラガの教会の特徴は石造りで、ステンドガラスがないこと。
そんなわけで、なんとなく冷たく硬い雰囲気。
しかし、ステンドガラスがない分、他の教会より明るい印象。
レプーブリカ広場から伸びる
リベルダーデ通りは開けていて気持ちが良い通り
ザラも洒落ている
Igreja de San Marcos
アイキャッチにも使用した、これぞ教会という佇まいの教会。
しかし、教会の左端に緑の十字が光っているのが見えるだろうか。
なんと、この教会には薬局が組み込まれているのです。
いくらなんでも生活と密接しすぎだろ、、、
グーグルで検索するとHospital e Igreja de San Marcos出てくるので、
もしかしたら病院のような役目も果たしていたのか？疑問である、、、
中は至って普通のブラガの教会
Hospital e Igreja de San Marcosの前の大きな広場からぐるっと見渡すともう一つ教会があります。
一つの広場に二つもあるなんて、、
教会がありすぎです。
Holy Cross Church
背高のっぽの教会。
Raio Palace
Hospital e Igreja de San Marcosから少し歩いたところにあるRaio Palace。
教会の点在する街には似つかわしくない青い建物
外見だけでなく内装も楽しめるということでしたが、
訪問時は休館ということで中には入れず、、、
べた塗りの青ではなく、こんな感じです。
凝っていますね。
Braga Cathedral
ブラガで最初に作られた教会
他の教会が入場料無料なのに対してここはお金がかかるらしい、、、
しかもチケットオフィスは別のところにあるそうで、今回は中には入らず。
おみやげ屋さんや飲食店で賑わう通りにあります。
夜はお酒に盛り上がる広場にもなります。
Igreja de São Paulo
日曜の朝であったのミサが開かれていました。
晴天下、外まで響き渡る賛美歌はまさにキリスト教の地にいることを感じさせてくれました。
ミサが終わってから中にお邪魔しました。
他の教会に比べると綺麗なイメージ。
壁が白いから？
装飾も凝っているというか、
よく見ると人の顔ばかり、、
The oratory of our lady of the tower
Igreja de São Pauloと同じ広場にあるタワー
タワーというには少し低い気もしますが、、
4ユーロで入れるようなので入ってみました。
最上階まで行くも、この高さでは「絶景！！」とまでは、、、
それでもオレンジ屋根の家が続いている様子は見ていて気持ちが良い。
Capela dos Coimbras
今回泊まったホテルの真ん前にあった小さな教会。
小さな町の教会といいい感じのサイズ感
小さい像が並べられている。
小さな教会でも一つ一つが丁寧に作られているように感じます。
最後に
本当に至る所に教会があるブラガ。
イベリア半島のキリスト教のルーツと言っても過言ではないこの街では、
人々の生活に溶け込んだキリスト教文化を堪能できます。
歩いて2時間もあれば回りきれるで、
ポルト旅行で半日余ったら来てみてはいかがでしょう。
