普段食べているカレーはカレーではない!!とインド出張に行ってきた私は豪語していたのだが【インド旅行】
ナマステ!ゴマ男です。
インド出張から帰って来て、数週間。
どこにでもいる大量の人、
数秒に1回はなるクラクション、
そしてそこら中で寝ている野犬、
そんな途上国の賑わう感じが少し恋しくなってきた頃です。
いきなりですが、
皆様好きな食べ物は何ですか?
グローバル化が進み世界各国の料理が、
どこでも気軽に食べられるようになったこの時代ですが、
恐らく長年変わらずトップ10入りを果たすのが
カレーでしょう。
老若男女問わずみんなから愛されるロングセラー料理。
僕も大好きです。
前振りが長くなりましたがここから本題です。
今日のテーマは「日本のカレー」についてです。
調べてみるとまさかまさかの大逆転が!?
みなさんお楽しみに!
あなたが食べているのは本当にカレー?
さて、皆さん
あなたが普段食べているカレーはそれは本当にカレーでしょうか?
インドに滞在している間、
勝手に1日1Curryを義務にしてきた私が自信を持って答えます。
答えは、もちろんNoです。
何なら出国前に日本のカレーうどんを舌に染み込ませ、
帰国すぐに蕎麦屋でカレーラライスを食べました。
現地慣れしたその口でインドカレーと比較したので、
間違いありません!
インドカレーと日本のカレーは完全に別物です!
なんて豪語しなくても、
インドのカレーと日本のカレーが全く違うことは皆さん知ってますよね。
では、なぜ日本カレーとインドカレーはこんなにも違うのか。
日本カレーの意外なルーツ!
日本のカレーはどこからやってきたのか。
カレーの歴史に踏みこんでみましょう。
日本カレーのルーツについて推理をしてみました。
おそらく、インド→東南アジア→中国→日本のような
仏教伝来のルートで日本へ渡ってきたのではないでしょうか。
トロミの少ないインドカレーですが、
まさか、中国を経由する時に
麻婆豆腐に代表される中国料理のトロミが導入されたのでは?と
どうですか?かなり当たってそうな推測ですよね?
日本カレーはイギリス経由
たまたま読んだ『料理でわかるヨーロッパ各国気質』に、
そのヒントが書いてありました。
日本にカレーを伝えたのは、
はるか遠くヨーロッパの「イギリス」です。
実は、日本にカレーが上陸した当時の謳い文句は「洋風どんぶり」だったそうですよ。
おそらく、当時の日本人はこの洋風どんぶりのルーツが
インドにあったなんて知る由もなかったのでしょう。
洋風どんぶり、イギリスカレーとは?
インドがイギリスに植民地化されていたのは有名な話ですよね。
その際、インドから様々な物が輸出されました。
そのうちの一つが「カレー」だそうです。
輸入当時のインドカレーは原型を留めていたでしょうが、
自由に味を変えたがるイギリス人の気質から、
味を変え形を変え今のカレーになっていったのでしょう。
チキンマサラはイギリス発祥のインド料理
イギリス発祥のインド料理って滅茶苦茶な表現ですね。
チキン料理を食べていたイギリス人が、
味に飽きたのか「カレーソースをかけてくれ」
とお願いしたのが始まり出そうです。
ここからヨーグルトソースとトマトをベースにした
とろみのあるチキンマサラが生まれてたとか。
トロミのあるカレーはここから生まれたのですね!
普通にインド滞在中にチキンマサラ食べてましたが、
まさか逆輸入カレーだったとは笑
結局、本当のカレーって?
ここまで見たきたように
日本で一般的に食べられているカレーはインド元来のカレーではなく、
洋風文化から取り入れられた洋風どんぶりだったそうです。
やっぱり、普段食べているカレーは「本当のカレー」ではなかったようですね。
念のため最後にカレー の定義を確認しましょう。
Wikipediaさんにて「カレー」を検索。
カレーまたはカリー(英: curry, タミル語: கறி kaṟi)は、多種類の香辛料を併用して食材を味付けするというインド料理の特徴的な調理法を用いた料理に対し、欧米人が名付けた呼称。転じて、それを元にしたヨーロッパ系の料理や、同様に多種の香辛料を併用して味付けされる東南アジアなど[1]の料理も指す。
カリーは、、、インド料理の、、、欧米人が名付けた呼称、、、、!?
インド料理は香辛料を多用するため、外国人の多くはインド料理の煮込み料理を「カレー」と認識している。しかし外国人がカレーと呼ぶインドの煮込み料理は、サーグ、サンバール、コルマ、ダールなど、それぞれに固有の名称があり、「カレー」という料理はない。ただし、インドの観光客向けのレストランやインド国外のインド料理店では便宜上、メニューに「○○カレー」という表記をしていることも多い。これは、旧宗主国のイギリス人がインド料理をカレーと総称して世界に伝えたことがおもな理由である。インド固有の言語には「カレー」という言葉はない。ただしドラヴィダ語族には野菜・肉・食事・おかずなどを意味する「カリ」(タミル語:கறி、kari)という言葉があり、それが英語で「curry」と表記されるようになったと言われている。
>>「カレー」という料理はない。
>>イギリス人がインド料理をカレーと総称して世界に伝えたことがおもな理由である。
しょ、衝撃の事実です!
インド人がカレーを作ったのではなく、
イギリス人がインド料理だと思っているものを
勝手にカレーと呼んだだけ、?
イギリス人がカレーと呼んでいるものがカレー であるなら、
イギリス人が作り出した「とろみのあるカレー」もカレーってことになってしまいました。
最後に
普段食べているカレーはカレーではない!!とインド出張に行ってきた私は豪語していたのだが、
まさかまさかの大逆転です!!
あなたが普段食べているカレーもカレーでした。
むしろインド人的にはカレーなんてものは無かったようです。