そういえば、行ってきたんでした。 BTW, I have been there

-Trukey-

ゴマ男 Pick Up

王の名を持つ最強ケバブはイスカンダルケバブ。世界三大料理のトルコ料理を味わおう。【トルコ旅行】

 ブルーモスクから始まるイスタンブール旅行。
どーもゴマ男です。
 
少し前に出張でトルコに行ってきました。
みなさんトルコと言って思い浮かべるものは何でしょうか?
 
少し前までイスタンブールでテロが多発していたこともあり、あまり良いイメージを持たれないかとも多いかと思います。
向こうで会う現地人も観光客が減って困ってるんだよーと嘆いていいました。
 
トルコと言えば西洋世界を征服しかけたオスマン帝国から生まれた国です。
 
今では世界有数の先進国とは言えないこの国ですが、
昔の栄光は今もなおトルコ料理として世界に残っています。
 
今となっては、トルコ料理は「フランス料理」「中華料理」と並んで世界三大料理となっています。
 
なぜ、トルコ料理が世界三大料理に何て疑問もありますが、ここではそこでは触れずに、トルコ渡航中に出会った最高のトルコ料理を紹介します。
 

日本人のケバブは半分正解で半分外れ

 日本のケバブはドネルケバブ。ケバブは焼肉という意味
 
 
世界三大料理と言われるトルコ料理ですが、実際日本ではトルコ料理はあまり知られていないように思われます。
 
例えば、トルコ料理といえば良く街で見かけるこの「ケバブ」でしょう。
 
こんな感じの屋台を見ると「あ!ケバブだ!」なんて思いますよね。
 
しかし、日本でよく見るこれをケバブと呼ぶのは半分正解で半分「ドネルケバブ」です。
 
ケバブとはトルコ語で「焼肉」という意味なのです。
トルコに行ってケバブと言ってこのケバブは出てきません。
 
ちなみにドネルは回るです。
焼いてある肉を回して削ぎ落とすことからドネルケバブと言います。
 
トルコの焼肉ケバブには数え切れないくらいの種類があります。

最高のトルコ料理イスカンダルケバブとは?

 
ケバブの最強はイスカンダルケバブ 
 
星の数ほどあるケバブの中で最強と言っても過言ではないケバブを紹介します。
 
一緒にいたイタリア人も唸らせた最高のケバブを紹介します。
    
それが「イスカンダルケバブ」(「イスケンダルケバブ」なんて言ったりもします。)です。
 
バターの染み込んだパンの上に
薄くスライスした焼肉をたっぷり
これにヨーグルトソースが添えられています。
 
最後にバターをたっぷりかけます。
 
イスカンダルケバブの作り方は、薄い羊の肉にヨーグルト、忘れちゃいけないのが熱々のバター
 
最高に高カロリーで、最高に美味しいです。
 

イスカンダルとはあの王の名前

 

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先ほども言った通り、ドネルケバブは回るケバブという意味です。
他にも地名からつけられるケバブ例えば「アダナケバブ」などもあります。
 
では、私が最高と豪語するこの「イスカンダル」とはどういう意味なのでしょうか?
 
イスカンダルとは、ギリシャ語で「アレクサンドロス」と呼ばれております。
 
英語にすると「アレキサンダー」です。
 
誰もが知るあの王の名前を引き継いでいるのです。
 
名前に劣らぬこの美味しさ。
王の味を後世に伝えるケバブそれがイスカンダルケバブなんです。
 

おまけに、ヨーグルトの起源も実は?

 

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今回紹介したイスカンダルケバブにも使われている「ヨーグルト」。
トルコで生活していると気づきますが、よくヨーグルトが出てきます。
 
ヨーグルトと言えばブルガリアですよね?
 
ということは、ブルガリアがヨーグルトの起源なのでしょうか?
これも半分正解で半分外れです。
 
ブルガリアはトルコの隣の国です。
 
実はトルコがオスマンと呼ばれていた時代、ブルガリアの土地はオスマンのものでした。
当時遊牧民族であったオスマン民族が家畜のミルクを革袋に入れて、遊牧していた時に奇跡的にできたのがヨーグルトです。
よく、そんなものを食べてみたなという感じですが、
 
ブルガリア=ヨーグルトそんな常識の陰には西洋のかつての覇者オスマンの意思が残っていたのです。
 
ちなみに、ヨーグルトはトルコ語でヨウルトと言います。
 
 

最後に

 
かつて西洋世界を支配していた帝国オスマン、その歴史が色濃く残るトルコ料理は、現代でも世界三大料理として受け継がれています。
 
トルコ料理といえば日本人にとってはケバブ。
そんなケバブの中でも私がお勧めしたいのがイスカンダルケバブ。
 
アレキサンダー王の名を持つ最高のケバブです。
 
イタリア人の友達も唸っていました。